2012年12月

GamBetで計算中に応答がなくなったり、ランタイムエラーが出る場合

GamBetで計算を行うと途中から応答がなくなったり、ランタイムエラーが出て計算が終わってしまう場合があります。 そのような場合、問題はEabsの設定値が非常に小さい値(50以下)になっていることが原因です。

Eabsの設定値は、粒子のエネルギーがその値以下だとその粒子が吸収されるという設定値ですが、GamBetで用いているPenelopeライブラリの相互作用データが50eV以上についてしかないので、Eabsの値も50以上にする必要があります。通常は50よりずっと大きい値(例えば1.0E+04)にすることが多いのですが、この値は小さくすると計算時間が非常に長くなるので、なるべく大きい値にすることをお勧め致します。

Aetherで低い周波数の計算を行う

Aether(3D電磁界解析ソフト)で周波数の低い時間変化の緩やかな場合の計算がうまく行かないというお問い合わせがありますのでご説明致します。

 
Aetherは通常、時間ステップをクーランの安定条件(要素を電磁波が横切る時間より時間ステップを短くする)を満たす様に自動で決めています。しかしながら、時間変化が緩やかな場合は時間ステップが小さすぎて、 1周期分の変化を見るためには膨大なステップ数となってしまい、エラーが起きます。
 
このような場合、EDDYCURRENTモードで使うことにより計算が可能になります。
EDDYCURRENTモードは電磁波を放射するほど周波数が高くない場合に、時間ステップを大きくして渦電流等を計算するのを目的としたモードです。電流の時間変化に対して構造全体を電磁波が進む時間が非常に短い場合に使用することが可能です。コマンドの書式は例えば下記のようになります。
 
EDDYCURRENT 500
 
この場合、Aetherは比誘電率を500の2乗倍し、光速を1/500倍にして計算を行います。(もしパラメータを指定しなかった場合はプログラムが自動で値を設定します。) これによって時間ステップを大きくすることができ、時間変化全体の計算が可能となります。
 
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